終戦のローレライ
見てきました。
ローレライ。
ネットで叩かれたり誉められたりと実際に自分の目で見てみないと
判断のつかないような評価だったので見てまいりました。
んでもって、僕としては想像の100倍ほど面白かったので普通に人にお勧めできます。
ネットで叩かれてる事は第二次大戦のかなりの知識が無いと気付きません・・・
その時代に長髪は何だとか、毎日風呂に入ってるようにお肌つるつるってのは
どうだ、とかは
アニメや水戸黄門を代表とするフィクション時代劇、連続ドラマを見て
リアリティに突っ込みを入れるような物でしかないというか・・・
一応、そう言うのもあり?くらいの範囲に留まってると思います。
そういえば、ローレライのデザインがリアルで無いという批評をどこかで読んだ気が
しますが、ローレライのデザインの元になった潜水艦は実在の潜水艦で
フランスの大型潜水艦シュルクーフとなっています。
http://www.pbs.org/wgbh/nova/lostsub/hist1918n05.html
http://www.takaratoys.co.jp/microworld/shipoftheworld/series03/01/
史実ではろくな活躍も出来ず衝突して沈没したらしいですが・・・
映画ではドイツ軍が接収、ドイツ降伏後、日本が接収と・・・ややこしい
よほどこのデザインにしたいが故の設定か・・・?
で、以降仕事柄・・・
CGはカットによって出来不出来が大きいですが、劇場の大画面で見ればある程度
相殺できます。TV画面だとちときついかも・・・
特に最初期シーンのCG(もしくは模型かも)は出来がひどいので
そこで心が引いちゃうと駄目かも知れませんね・・・あぁ
全体的にはかなりクオリティが高い部類に入ると思うのですが
ちなみに、パンフレットのメイキング欄でCGの合成の様にかかれているシーンの
伊507は模型ですね。CGの伊507をあたり用に配置してるみたいですが、
合成用の素材は模型の方を使用しているようです。CGまるわかりのシーンに比べて
違和感のある質感なので確認してみました。(僕の弁は信用低いですが・・・)
で、CGの素材、モデルやアニメーションなどの出来は見ているとかなり凝っていて良く出来ています。
どうも、問題はコンポジットにあるみたいです、
色合わせが変なのと妙なぼかしフィルター?で仕上がりの画像で駄目にしている雰囲気があります。特にアメリカ艦隊のシーンは背景と船をなじませる気が無いのか・・・・と言う感じです。
ローレライもカットごとに出来不出来が合成レベルで変でした、担当が違うのかなあ?
B-29のCGは合成共々よく出来ています。
まあ、これで、「ミカドロイド」「さくや妖怪伝」の悪夢は帳消しです。
次回作にも期待します。
と言いつつ、特技監督としてはともかく監督としては特徴が無かったりして・・・
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